Sun, 10/13/2019
Birding report at オーストラリア

絶滅危惧種の希少インコ

今回のオーストラリア遠征目的の一つ。ゆっくり羽繕いしていたのでじっくり観察することができました。Wikipediaで調べると300つがい、2000羽程度まで減ってしまっているそうです。今となってはこれを撮影した場所周辺以外で観察することは困難なようです。ここまで減少してしまった要因はネコやイノシシ等の外来種、無秩序な火災(長年アボリジニは人為的に火災を起こしていたが近年やらなくなって火災が無秩序になったと言われる)、人が増えた影響で営巣場所が競合するモズガラス等がやってきて阻害される、ペット目的の密猟、蟻塚で蛾と共生するという特殊すぎる営巣のため人工ふ化が困難なことなど。

ヨーク岬半島北部の方まで行かないと分布しておらずケアンズ周辺では見られない種類。アイアンレンジ方面での狙いの鳥の第1号でした。詳細撮影地をGoogleで登録してみましたが、ケアンズからは離れたもののアイアンレンジ国立公園まではまだ何百kmもあります。

宿泊した牧場周辺にて

野鳥を観察する時、野鳥もまたこちらを観察しているのだ

フェンス越しの木に止まっていたワライカワセミ。全然逃げないので至近距離から撮影していたら瞳に我々の姿が…(^o^;)

近くで見るとだいぶでかい。上3枚は休業中だったLaura Roadhouseの横で撮影。セグロモズガラスと一緒にいました。

宿泊した牧場周辺にて

宿泊した牧場敷地内。人がいてもいなくてもケケケーとにぎやか。

トビと混じってよく見かけます。

トビのオーストラリア亜種

1日目にも撮影したけど光加減のせいで黒っぽく映ったけどちゃんと頭は白い。

お昼ご飯食べた場所の横の木で撮影。たぶんHann River Roadhouseという場所。

確か夕食を摂ったレストランの植え込みで撮影したやつだと思います。

後頭部拡大するとちょっと気持ち悪い(^o^;)

いよいよケアンズを離れてヨーク半島北部に向かって移動。Google mapで位置を見たらケアンズから160kmぐらいのBob's Lookoutというあたり。休憩がてら景色を見ていたらミナミガラスが近くを飛んでくれた。

番外編：スナイロワラビー

100km/hぐらいで移動中に何回も見たけどあまり撮影する機会はなく。遠くにいるときは路肩でこちらの様子を窺っているのに車が近付いてきた途端に道路をぴょんぴょん横断しようとします。ほとんど自殺しにきているようにも見える…。そのせいか轢死体を見る数も結構多い。昼間なら車の方が減速して事なきを得ますが夜中だと見えないのでどうしてもぶつかってしまうようです。朝になると昨晩轢かれたばかりの新鮮な肉を求めてトビやフエフキトビのほかオナガイヌワシまでもが集まります。あまりにも多くのワラビーやカンガルーが轢かれているのでわざわざ危険を伴う狩りをしなくなる猛禽類も多数いるそう。

宿泊した牧場周辺で撮影。

♀タイプが3羽いました。

後日もっと近くで撮れましたが初見は遠くを飛ぶとこだけ。

初見時はあまり撮影機会がなくとりあえず撮ったという感じ。後日たくさん見られました。

お昼ご飯食べた場所の横の木で撮影。

見れていないと思っていたハイイロツチスドリ。オオニワシドリと思って適当に撮ってたやつが、後で写真見返してたらハイイロツチスドリだった。