鵤、桑鳲/以下『世界大博物図鑑』(荒俣宏) ●中国の《左伝》によれば伝説の王 小昊(しょうこう)は鳥の名前を官名に用いた政治機構をつくり、その際、9種のイカルが九農正にあてられ、農事の耕作と収穫をつかさどった。 ●東アジアでは農作の守護鳥 ●中国の民衆は雛を飼って踊りの芸を覚えさせた《本草綱目》 ●日本でもよく飼養され、高く澄んだ声が喜ばれた。 ●枕草子にも登場 ●イカルは10代の聖徳太子に出会いあまりの神々しさに「日嗣(ひつぐ)の御子」と呼ぶようになった。太子はこの里に宮を建立するさい、イカルたちに許可を得て斑鳩宮と定めた。中勘助《鳥の物語》/イカルにありがたみを感じるようになりました(^0^)