2021年4月30日(金) - 2021年5月8日(土)
飛島遠征
緊急事態宣言は出ているが予約済みであったため飛島へ行きました。舳倉島は今年も入島制限がかかったようで行くことができなかったため、飛島にしておいて正解でした。 利用した宿は沢口旅館です。料理が美味しく、お風呂などが衛生的で、wifiもあり居心地の良い場所です。宿の目の前に自販機があり、飲み物にも困りません。クレカが利用できるのも良いです。 4/29に飛島入りし5/9まで探鳥する予定でしたが、4/29欠航、5/8,9は天気が荒れるということで5/7で飛島を出て予定より3日少ない探鳥となりました。余った日は日和山公園と、飛島で出会った山形県在住の方に山形県のおすすめ探鳥地を案内してもらいました。 ・飛島に行く際の注意事項 船の欠航率が高いためスケジュールには余裕を持った方が良い 船酔いするかもしれないので、酔い止めを持ってくる ・飛島での鳥の探し方 飛島で30年野鳥観察されている簗川堅治さんのホームページを見ると、基本的なことがよくわかります。簗川さんが作成したマップをもとに島内では出現情報を共有しているため、飛島に行く前にこのマップを覚えておくと良いです。 HP: https://tobishimantyu87.jimdofree.com 今年は低気圧が日本海側をいくつも通過したことにより天気が荒れ、5月前半は珍鳥がかなり多かったです。風速10m超えの強い西風を伴う雨、という天気が数日続きその後晴れると珍しい野鳥が多くなるのではないかと予想しました。探鳥時間が減りますが、晴天が続くより確実に鳥が多く見られます。 全体的にはアオジ、ウグイス、マヒワ、アトリ、ツグミ、メジロ、シロハラ、アカハラ、ホオジロなどの個体数が多く、丁寧に見ていかないと珍しい野鳥の見逃しがかなり発生すると思います。(特にムシクイ系、ホオジロ系、ツグミ系) 飛島での個人的なオススメ探鳥コースは、レンタルできる自転車は使わずに民宿エリアから校庭の方へ向かいつつ、1の畑まで行って戻ってくるコースです。民宿エリアから校庭までの間にある空き地など丁寧に観察していけばキマユホオジロ、コホオアカ、シロハラホオジロ、シベリアアオジ、ムジセッカなどがよく見つかります。校庭ではホオジロ系とツグミ系が多いので観察します。雨が降っているときは屋根の下などに鳥が隠れていることが多いのでしっかり探すと良いとおもいます。コマドリ坂を登るる時にはさえずりを頼りに慎重に進むと良いです。シマゴマやコマドリが見やすい位置にいることがありますが、一度飛ばすと再度見つけるのが困難です。コマドリ坂を登ったら巨木の森を通り鼻戸崎へ向かいます。こちらも慎重に進んでいくとコルリ、シマゴマ、ヤブサメなど視認が難しい野鳥をしっかり観察できます。鼻戸崎のベンチから校庭が見下ろせるので、ここから校庭の野鳥を確認します。遠いですが同定ぐらいは可能な距離です。珍しいのがいたら校庭に戻る判断ができます。(これでシマノジコを見つけました) 今年は5月2-4日が当たりという感じでいろんな珍しい鳥が入ってきました。これは飛島に限らず日本全体にその傾向があったようで、ズーピッカーを見るだけでもその感じが伝わります。
遠征の最終成果
2021年4月30日(金) - 2021年5月8日(土)の間で合計9日探鳥しました
