雁ヶ腹摺山への登山口がある大峠。秋に登山した時には、マヒワの大群やルリビタキがたくさんいて気になっていましたが、今回初めて夏に行ってみました。 大峠は、林道も広くてすべて舗装されていますから、簡単にピークまでいけます。また、駐車場からは富士山が正面に見える絶景が楽しめます。林道の大峠から先は車両通行止めになっていますが、広い舗装路のままなので、とても歩きやすく、気持ちがいいですよ。いつもは登山だけなので、この先は行きませんが、今回は少し入って探鳥してみました。 少し行くと聞き覚えの声が聞こえてきました。マミジロの声ですね。しかも東側と西側で鳴き交わししているようでしたから、複数入っているようです。かなりの枝被りですが、1羽は姿もとらえました。その横では、自分の縄張りへの侵入者が来たと思ったのか、カケスがギャーギャー騒ぎながら暴れています。 その先を行くと沢が出てきて、ホオジロ類とは違う、ケッケッという地鳴きが聞こえてきました。少し止まって待っていると、下から木の上に飛び移る黒い鳥が見えました。クロツグミです。たぶんこの黒いのはオスで逃げられましたが、そのまま目で追っていると、メスらしき鳥が木に留まっているのを発見。こちらはじっとしていたため写真も撮れましたが、後から確認するど、どうやらアカハラの幼鳥のようです。 その他、工事中で入れませんでしたが、大峠の手前の沢からはコマドリの元気な声が聞こえ、道端の至る所からキセキレイが出てきていました。 今回、登山道入り口付近で昆虫採集をしていた3人以外、誰とも会わなかったため、林道の先へ1人で行くのは心細くあまり奥までいかずに引き返してきましたが、探せばもっともっと鳥たちが出てくると思われます。次回また詳しく調査してみたいですね。
🌟はライファー、数字は個体数
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