待ちに待った林道開通で、さっそくホームグラウンドとも言うべきこの山を登ってきました。天気も良く、山頂からは雲海越しに笠雲を被った富士山が見えるという最高の景色。主な夏鳥も出揃い、GW初日は充実した1日となりました。 駐車場から登山口へ向かう途中、木の上から聞きなれない鳥の声が聞こえてきました。辺りはまだ薄暗く、その鳥も黒っぽい色をしていたため、その場では何だかわからず、とりあえず撮影しておきましたが、あとでじっくり見るとクロジのようです。登山者カウンターのとことまで行くと、コルリとソウシチョウとウグイスの大きな声が聞こえてきました。実はこの先に上級者用と思われる雁ヶ腹摺山へと向かう急勾配の登山道があり、その道と分岐する形で崖っぷちを行くかなり細い道があります。そちらへ回り込んでみるとコルリが木の上で囀っているのが見えました。しかし、人がすれ違えないくらいの狭さで一歩間違えば崖下に転落します。幸いにも連れがいたため助け合いながらなんとか撮影できましたが、かなり危険です。 山頂まで向かう登山道の途中には、いつもいるルリビタキがお出迎えしてくれました。あまり人を警戒していないところをみると、冬場は下界の公園などで過ごしているのかもしれません。その他、山頂までの道のりにはカラ類の混群、ホオジロ、カケス、ソウシチョウなどがいました。遠くでツツドリやアカハラ、ムシクイ類の声も聞こえていました。 山頂からの景色を堪能した後、いったん駐車場まで戻りコマドリ探しへ。 久しぶりの登山に、すでに息も上がりへとへとでしたが、コマちゃんたちの囀りを聞くと、なぜかまたパワーがみなぎりますね!今年は大量8羽ぐらいのコマちゃんたちが湯ノ沢峠登山道の渓流沿いで飛び交っていました。 <注意> ここは本格的な山ですから、気軽に行ける場所ではありません。湯ノ沢峠までの林道も途中からは舗装もなくダートですから車高の高い小型車でないと通れません。 登山道も整備されておらず、岩や倒木がたくさん落ちています。また、クマが出る可能性もありますから、登山経験者以外は危ないのでやめたほうがいいですよ。 コマドリやコルリは柳沢峠の方がじっくり撮れますので、鳥撮影だけの目的ならそちらをお勧めします。
🌟はライファー、数字は個体数
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